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依存心の強すぎる性格と独立心の強すぎる性格の間で幸運にも中庸を得たものが、忠実な犬の理想的な性格である。
このような犬は、一般に考えられるよりは少ないし、普通の犬の飼い主か思い込んでいるよりも、たしかに、ずっと少ないのである。
ある程度子どもっぽさか保持されていることは、犬をその主人になつかせ、忠実にさせるために必要だが、同じ性質か少しでも強すぎると、あらゆる人間にたいして同じように従順な尊敬の気持をもって接するように彼を仕向けることになる。
そんなわけで、危害を加える者から本当に主人を守る犬は比較的少ないのだが、これは彼がその攻撃をなんとも思わないからではなく、彼にとってはどんな人間も尊敬の対象でこそあれ、それを攻撃することなどほとんど思いもよらないからである。
私の小さなフレソチーブルドッグは、本当に怒ってであろうとふざけてであろうと私にたいして手を振り上げる者にたいしては、よしんば家族の者であっても、誰にでも怒ってうなりながら向かっていき、猛然とその攻撃者のスカートやズボンに噛みついて振りまわすのだが、いつの場合にも皮膚まで噛むことは細心に避けた。
私のシェパードもまた、私の議論の相手にすら噛みついたものだか、誰も本当には傷つけなかったし、家の中庭へ物乞いにやってくる浮浪者に対してもそうだった。
そしてその生涯のあいだ、誰にたいしてもひどく噛みつくことは決してなかった。
この二匹の雌犬か、飼い主の私か本当に攻撃をうけた場合に、どのように振る舞うかはわからない。
しかし雌犬たちは例のフレンチーブルドッグよりはずっと賢かったので、まねごとの攻撃には決していきり立つことはなく、ただ私に感情を害したような一瞥をくれて立ち去るだけであった。
従って私は、本当の攻撃をも同様にみきわめ、それに応じた処置を取るに違いないと考えるようになった。
その血管に多かれ少なかれオオカミの血が流れている血統の犬の忠実は、主としてジャッカルの血をひいていると思われる中央ヨーロッパ産の犬のそれとは非常に異なっている。
人間が北極圏に居住をはじめホッキョクオオカミと接するようになったころに、すでにジャッカル系の犬を伴っていたことについては、それを信ずるに足る十分な理由がある。
オオカミと北欧人か飼っていたジャッカルの血をひく飼い犬の交配は、明らかに比較的新しく、ジャッカルか最初に家畜化されたのよりも、たしかにずっと遅れて行なわれたのである。
オオカミは強いし耐久力もあるので、犬の血統のなかにできるだけ多くのオオカミの血を入れることは、たしかに望ましいことであった。
生まれながらの動物飼育者で、御しにくい犬の扱いに熟達している北極圏の男たちにとって、この交配の結果生まれた種を扱うことには、たいした面倒もなかったことだろう。
この強力な、比較的新しく行なわれたオオカミの血との混合の直接の結果、家畜化の印、とくに子どもっぽさの残存は、オオカミの血統をひく犬の場合、中央ヨーロッパ産の犬よりもはるかに目立たたない。
むしろこの特性としては、オオカミ特有の性質に由来する、まったく異なったタイプの依存的性質があらわれている。
すなわち、ジャッカルが主として屍肉獣であるのにたいして、オオカミはほとんど純粋に捕食獣であり、極寒期にみずからの生命を保つ唯一の食糧である大きな動物を殺すのに、仲間の助けにたよる必要かあるのだ。
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群れを成す以上不可避である多大な食糧需要に応えるため、オオカミたちは非常に広範囲にわたって走りまわらざるをえないし、大きな獣を攻撃するときにはお互いにしっかりと助けあわなければならない。
厳しい社会的な組織、群れのリーダーにたいする真の忠誠とメンバー相互の完全な協力は、種の生存をかげての厳しいたたかいに勝らぬく条件なのである。
オオカミのこうした特性は、ジャッカルとオオカミ系の犬の気質にみられる非常に顕著な相違を疑問の余地なく説明するものであり、それは犬を本当に理解している人間にはおのずと明らかである。
前者が自分の主人を親として遇するのにたいし、後者は飼い主を群れのリーダーの位置に置いて見るのであり、従って彼らの行動は異なった形をとるのである。
子どもっぽいジャッカル系の犬の従順を持たぬかわりに、オオカミ系の犬の場合、従順さや服従をあまりしない、誇り高いオオカミ系の犬の主人にたいする忠実は、ジヤッカル系の犬の忠実よりもはるかに強い。
オオカミ系の犬は、自分の主人を父と神の中間の存在に祭り上げてしまう。
彼らは主人を仲間として扱うか、彼を主人に結びつけるきずなは非常に強く、他の人間にそれが移されることは非常に少ない。
ある人物にたいするこの独特の結びつきは、若いオオカミ系の犬においては特異な方向で発展する。
ここには親にたいする子どもっぽい依存状態から群れのリーダーにたいする成獣の服従への明らかな変遷がみられるが、これはその若い犬が自分の属する種の動物とまったく接触しない場合にも起こるし、「親」と「群れのリーダー」が同一人物である場合にも起こるのである。
この現象は、思春期になった若者が家族や昔ながらのしきたりに背を向け、新しい理想をいだくのに似ている。
もっとも感受性の強いこの時期に、素晴らしい未来が有ることを教え注意してやろうではないか。
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イヌの個性とは性格の特徴が、個々のイヌの個性にどのように影響するかを、いくつかの具体例によって描くことにしよう。
そうすることによって、通常これらの特徴と結びついている気質のなかに、子どもっぽい依存心を完全に保持しているか、あるいはそうした依存心を群れのリーダーにたいする忠誠心の程度に応じて失っているかの、二つの対照的なイヌのグループについてもっと幅広く見ることになるだろうから。
みるからにいじらしく、子どもっぽい愛情が満ち溢れていて、そうしたイヌのかっこうの戯画にまでなっている一つの例から始めることにしよう。
それは、動物について無知な、ある親切な親類の者から贈られた、一匹のダックスフンドである。
そのころ私は年のいかぬ少年だったが、すでに一門の動物学者であった。
そのイヌが名づけられた分けというのは、以下のようなしだいであった。
このダックスフンドは貴族的な様子をした動物であった。
長い胴に短い足、まさにワニとそっくり。
そして、たれた耳は文字どおり床を掃いた。
彼は感動的なほどに人なつこい性質の持ち主で、はじめて会ったとき、長いこと別れ別れになっていた主人を迎えるイヌのように私を迎えたのである。
もちろん私は、彼が誰でも同じような態度で迎えることがはっきりわかるまでは、自尊心をくすぐられた。
彼は全人類におよぶ圧倒的な人類愛の精神にとりつかれていたのだった。
彼は誰に向かっても決して吠えなかったし、私の家族と私を恐らくは好いていたにもかかわらず、たまたま私たちが手近なところにいないときには、平気で見知らぬ人間についていってしまうのであった。
年をとっても彼は変わらず、私と家族の者は、いつになっても、彼が訪問したさきのいろいろの家から、彼を連れ戻さなげればならなかった。
あげくの果てに、素敵な犬に心を惹かれやすい私の従姉か、自宅に連れていって一緒に住むことになった。
この騒々しい郊外で、彼は見境なしの無軌道な生活をつづけている。
彼は長短さまざまの期間にわたって、それぞれ違ったいろいろの家族といっしょに暮らし、ときどきは誘拐されて、盗まれたイヌであるとも知らず、彼の献身的な愛情に魅せられた人に売りつけられた。
ときどき彼を盗んでは売りつけていささかの生計の足しにしたのは、このイヌの癖をよく知っている同じ泥棒だったかもしれない。
このダックスフンドと正反対なのは、現在我が家にいる二匹の飼いイヌである。
彼は典型的に子どもっぽさをもたない、完全に独立したオオカミ系のイヌで、誰にも服従しない。
事実、彼は自分を私の家族という群れのリーダーだと考えているのだ。
彼の性格はその奇妙な生い立ちに由来している。
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